不思議な話

小さい頃から何故かUFOとか心霊現象などに興味がありました。
まあこれは誰でも似たような思いでいたかもしれないけれど、実際には
およそ超常現象など残念ながら縁がありません。霊感に冷感なようです。
神様から見れば何でもない事でも人間には不思議な事が沢山あり、また
不思議な事にも色々あるし抑々森羅万象、存在自体不思議な事。
思い出す不思議な話の一つに母親の話を紹介させてもらいたいと思います：

すぐ上の兄と母が千葉のある網元の家に夏にお世話になり遊びに行った時の事、
兄が磯で一心に自分の名前を故何々と岩に彫っていたそうです。母が不審に思い
どういう意味かと聞いたところ、これは死んだ人に付ける名前だと言ったそうです。
千葉から帰った数日後(数十日？)関東大震災が発生、保土ヶ谷に住んでいた母はその
兄を亡くしました。優しい兄だったと母は言っていました。家が倒壊し梁の下敷きに
なったそうです。母は床が崩れて床下に落ちただけで無事だったけれど亡くなったその
兄のすぐ近くには偶然にも仏像が転がって(立って？)いたそうです。（これは仏壇から
転がって来たものか、今となっては確認できません）。
震災で家が破壊され一時懇意の知り合いに世話になりお礼にと祖父が屏風を贈った
そうです。骨董や古美術などに興味のあった祖父なのでそれなりの屏風だったと
思うのですが後日、その懇意の方から屏風を返されたという事です。
理由が屏風の陰から絣姿の何さん（兄の事）が出て来るのでという事。
およそ誇張したりハッタリを言う母でなかったのでその通りに聞いています。



たった一つ咲いたバラ真っ赤なバラで～



何もしないのにこんな所に一つだけ咲いた。
タネか根っこのカケラでもが落ちて小さな細胞が水を飲みながらどんどん成長し
やっと地上に顔を出し、お日様に当たりながら生きている。
これだって不思議だね～